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LIFE | yuki ota

センス・オブ・ワンダー 子どもたちへの贈り物

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”子どもと一緒に雨の森にでかけてみましょう。自然は嵐の日も、おだやかな日も、夜も昼も、憂鬱そうに見える日も、子どもたちへの一番の大切な贈りものを用意しておいてくれます”
センス・オブ・ワンダー/レイチェル・カーソン

センス・オブ・ワンダー

5月の終りの週末、笠間にセンス・オブ・ワンダーというフェスを観にいきました。

その少しまえに、レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」を読みました。
同名のこのイベントは本著に因んでるのか分からないけど、妻のお腹にいる子とこういう感覚を共有したい、と感じる1冊でした。

お腹の子は、もう6カ月を過ぎています。外の音はもう聴こえているらしい。

センス・オブ・ワンダーでは特に何を目当てにってわけでも無かったけれど、
味のあるライブハウスをそのまま野外に持ち込んだような雰囲気のあるフェスで、
音楽も自然もそこに集まる人も全部楽しかったです。

小雨に濡れた森がとてもきれいで、音楽をひきたてていて、人の心を高まらせていました。

とりわけ、salyu×salyuは本当に素晴らしかったです。
コーネリアス調の幻想的な音楽をコーラスによる声楽で表現していて、
思わず鳥肌が立つくらい綺麗なハーモニーを鳴らしていました。

妻に訊くと、お腹の子が歌を聴いているときに、とてもよく動いていた、と言います。
すこしずつ音階をずらしながら響かせるコーラスに、無意識に心躍らせるものを多くの人が感じたように、
お腹の子もそれを感じて嬉しくなっていたのかもしれません。

誰かが作る音楽の時間や空間は、そこに集まる人や中心となる人の感じをそのまま表わしていて
それが場所や音楽や人によって本当にさまざまで、どれもとても面白いなと思って、
去年の結婚式が終わってから、堰を切ったようにいろんな音楽イベントに行くようになりました。

センス・オブ・ワンダーが行われた笠間芸術の森公園は、緑のきれいなとても静かな場所で、
音楽もどこかその自然に溶け込むように選ばれたものが多かったように思います。

震災の影響もあり、開催にあたってはいろいろな議論が交わされたことと思いますが、
本当に開催してもらってよかったと思います。

子どもが生まれたら、しばらくは、こんなたっぷり音楽に浸る時間も作れないと思います。

せっかく笠間に来たんだから、この辺をゆっくり回りたいと思って、笠間と益子をぐるっと回りました。

笠間も益子もどちらも陶芸の町です。
震災の影響で、窯が壊れたり、作品を失ったり、ギャラリーが閉鎖したり、した地域です。

出かける前に笠間の若手作家の方とtwitterで知り合ったことから、
かさまどという集まりを知り、笠間の話をいろいろ聞くことができました。

笠間で出会った方は皆あったかい気さくな人たちでした。

行きたかったカフェ・ギャラリーは震災で壊れてしまっていたけれど、
旅する器展として各地を回っているそうです。

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益子では、starnetという山間の町には少し違和感を覚えるほどの洗練されたギャラリー・カフェに立ち寄りました。
野菜も手しごとの物も、とても丁寧に作られたものが置かれていました。

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笠間と益子は、陶器も町の感じも少しずつ違っていて、
笠間は少し柔らかい自由な感じ、益子はちょっと重くてレトロな感じがあったけど、
どちらも若い人が古い土地に根付いて新しい集まりを作っているのが印象的でした。

お洒落なカフェ、ギャラリーが沢山あり、気になる作品もいっぱいありました。
失ったものも沢山あったのだと思うけれど、こういう場所にいる人はきっととても強いのだと思います。

笠間でやっぱり少し早いけれど、生まれてくる子のためのお食い初めのための器を買いました。

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子どもが妻のお腹のなかで動いているのが僕にも分かるようになり、
お腹に手を当てて子どもに向かって話しかけているととても不思議な気持ちになります。
まだ見えないのに今話しかけているのは妻じゃなくて自分たちの子どもなんだと思うと本当に不思議です。

何かを教えられるほど、ちゃんとした大人になれていないけれど、
一番近くでいろんなものを一緒に楽しみながら、一緒に育っていけたらいい。

“子どもたちの世界は、いつも生き生きとしていて新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。”
子どもが感じるいろんなものごとをできる限りそのままにゆるして、知識や感性に育てられたらいい。

現実には、そんなことばかりでなくて、日常のあれこれの世話だけでもとても慌ただしくなるのだろうけれど、
時々思い出したように子どもと一緒にそんな体験をしたり、何かを伝える。

そういう生活ができるこれからのことを、心から楽しみにしています。


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