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LIFE | yuki ota

音楽家にできること ~BIG ISSUE サポートライブ 行ってみた

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何か週末に出かけるところはないかと思って、mixiコミュのイベント情報を見ていたら、
寺尾紗穂さん企画の面白い面子のライブがあったので、当日券もあるとのことで行ってみました。

Sing Your Neighbors

出演者は、ceroから始まり、太陽バンド、前野健太、タテタカコ、ビューティフルハミングバードなど、若い音楽好きの世代から好まれていて、どこか個性的なセレクトのメンバー。

場所は青山のお寺、青山梅窓院・祖師堂で館内の御堂(立派な施設です)にある法然さんの前で出演者が歌うのもどこか個性的。

BIG ISSUEのサポート企画ということで、BIG ISSUEの最新号を受付で頂き、館内には、これまで刊行されたBIG ISSUEや各国で出版されたもの等が展示されていました。

途中、座談会もあり、「創発的破壊」の著者米倉誠一郎さんや、湯浅誠さんも関わられていたNPO団体もやいの方、BIGISSUEの事務局の方とまた社会起業的な活動をされている方々で、興味惹かれるところでした。

寺尾紗穂さんのことを、それほどよく知るわけではないけれど、昨年くらいにライブでよく「アジアの汗」を歌っていて、とても印象的だったのを良く覚えています。

山谷で出会った日雇い労働者のことを歌った歌で、寺尾さんのジャズピアノの調べにのせて、包み隠さないありのままの歌詞を歌うことで、いまある豊かさとその背景にある貧困問題に対して問題提起を行っている、そんな歌でした。

その歌から、今回のイベントはおそらくつながって実現されたものなのだと思います。(当日偶然知ったイベントなので経緯は知らないのですが)

普通の音楽家だったら、歌を歌うだけしかできないだろうし、普通の人には歌うことすらできないだろう。一つの歌から、こうした企画を起ち上げて、要点を押さえたメンバーを募り、実現にまで至らせる。

ライブで若い人達が集まり、高齢の方と一緒に講演を聴いている様子を見たとき、その動力から成り立っているこの空間の素晴らしさを肌で感じたように思います。

個人的には、寺尾さんの歌、そのほかのライブも見れてとても満足でしたし、米倉先生ってこんな人なんだ、とか知れて座談会の内容もとても面白かったです。

BIG ISSUE自体は何度か購入したことはあるけれど、その実態のところはなかなか知らなかったし、事務局の人を見るのも初めてでした。

米倉先生は最近の著書で「創発」ということを強く訴えていて、小さなソーシャルなイノベーションを生み出していく、あるいはその仕組みを作る、ことで新しい日本のビジョンを見出す必要性を説いていました。

今回、寺尾さんが企画したイベントに関しても、音楽から動き出したソーシャルな営みの一つの事例として、重要な意味をもったものになっていたのではないかと思います。

こうした事例をいくつも実験的に繰り返し、またどこかで触発的に創発されていく、といった動きが、確かな軸と考えをもって、小さな営みを行っている音楽家のなかで広がっていくといったことは良い傾向だと思います。

まだまだ、こうした活動を「上手く」できる方は少ないし、また今回のイベントに関してもそうですが、呼びかけが力不足のところが多く、あまり知られていない所があると思います。(僕ももっと早くに知っていれば、早い時間から行けたのですが・・)

ただ、音楽好きな一介のファンの僕にはできることは少ないですが、CD買うなり、イベント参加するなり、時間があれば手伝うなり、何かしらの応援はしていきたいものです。

創発的破壊 未来をつくるイノベーション


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