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LIFE | yuki ota

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イベントを続けること ぼくらの文楽

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ぼくらの文楽。

去年から始まって、とても気になっていたイベントが山形県長井市で行われていたので、行ってみました。

大阪から飛行機と車を使って約4時間。
家族3人の宿泊交通費で10万円超えてた。

それでも、行ってみたいと思って、行ってみて、行ってみてすごく良かった、と思いました。

子どもと一緒に、家族と一緒に、自然の中で自分の好きな音楽を楽しめるなんて、本当に幸せだなぁ、と思ってしまいます。

ぼくらの文楽は、とてもよく子どもや家族のことを考えて作られていました。

ショピン、森ゆに、COINN、HARCO,コトリンゴ・・・出演者はこれでもか、というくらいの落ち着いた、また楽しい演奏をしてくれる人達。

出店されている料理店にはアレルギー表示が全てされていて、雑貨も子ども向けのものが様々あって。

 

いつからか音楽を聴くことがたまらなく好きになって、いろいろなイベントに足繁く通っていたけれど、実際子どもが生まれると、二人でいたころよりもずっと遊ぶ時間は減っていて、こうしたフェスやイベントも昼間にしか行かなり、ずいぶん遠のいていました。

そうしたなかで、こうしたコンセプトを一つもってやってくれるイベントはありがたいし、とても優しさを感じるいい雰囲気が伝わってきます。

いまのフェス文化を支えている中心世代は30代半ばくらいの人が多いんだと思います。イベントを作る側も、参加する側も。そうした世代では似たような実感を持っている人も多いんじゃないかと思います。

子どもはまだ小さくて、きっと良く分からないと思うし、「お父さんの道楽につき合わせている」ようなものなんだけど、それでも自然の中でいい音楽を聴いて楽しむ贅沢を感じてくれたらいいな、と思っています。

音楽を自然の中で聴くことの気持ち良さは実際に体験してみないと分からないところがあります。

音は飛んでいくし、雑音も混じるし、天候にも左右されがちだけど、芝生の上で寝そべって聴いてみたり、太陽の下で汗を流しながら踊ってみたり、涼しい風に吹かれてじっくり耳を傾けるのも、ライブハウスでは味わえない野外フェスの楽しみだったりする。

決して日常的なことではないけれど、そうした経験を幸せだなぁと思ってもらえるように育ってくれたら親としても幸せです。

 

長井市は、特徴のない町でした。

山間の、やっぱり高齢化の進んだ、だだっ広い土地と田畑だけは豊かな、ウチの実家に良く似た町でした。

そんな何もない町でゼロからイベントを作り上げていった「10年続くイベントにしたい」という主催者の方の思いは本当に強いものなんだと思います。

 

こうしたイベントを作るには、多くの人手が必要だけど、成功したときの一体感や高揚感はイベンターとして自分が携わったときにしか味わえないし、自分が関わることでより興味も関心も強くなる。

なんだか良く分からない人ばかり呼んでいて、なにが面白いの、っていうところから始まるかもしれないけれど、しんどい思いをしてイベントをやり遂げた中で聴くフェスのトリの音楽は(吊り橋効果みたいなもので)きっと好きになって、日常にそうした音楽を聴くようになる。

そうして興味をもった人達が、また次のイベントを作り上げるメンバーになって、イベントを伝えていく。

ひとつのイベントを10年続ける、っていうことは、たぶんこういうことなんだと思います。

それで、この町にたくさんの若い人が住むようになるかどうか、はまた別かもしれないけれど、そんな面白い人達がいて、面白いことをやっている町だったら、僕はちょっと帰ってもいいかな、と思う。

 

いろいろなことを思ったし、感じたし、何より楽しかったです。

10年続くといいな。あと8年。

 


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