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LIFE | yuki ota

「文庫女子」フェアについて思うこと

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紀伊国屋渋谷店で男性店員が選んだらしい、「女性に読んでほしい本」フェアではなく・・・

株式会社トーハンが出版社12社と連動し、開催した第1回「文庫女子」フェアについて。
出版社12社と連動し、第1回「文庫女子」フェア開催

「本当は女子にこんな文庫を読んで欲しいのだ」というのは、おそらくこちらのフェアに対する書店員の抵抗なのだと思う。

その抵抗を読者に押し付けたことが炎上に結び付いた一番の原因じゃないかと思われるが、
元々の「文庫女子」フェア自体、確かにとても時代錯誤というか、的外れな施策に思える。

個人的には、本が大好きで、本をもっと多くの人に読んでもらいたい、という思いからこうした工夫を試みる出版社・書店員の努力を認めたい気持ちはあるが、
「特定の本を読んでいる」ことをファッション化することにすごく違和感がある。

「この本を読んでいるからオシャレ」って、どういうフェアの展開をしても、上から目線だったり、
ちょっと小ばかにされている、試されているなどといった感がぬぐえない。

手軽に読めて、ジャンルも題材も様々で、さらっと読めるものもあれば、小難しいものもある・
そんな多様性を一つのサイズに統一し価格も抑えた書籍が「文庫」であり、「文庫」の良さだと思う。

特定のタイトルの文庫を勧めることは、その読者の多様性を極端に狭めてしまう。

「文庫」をカバンに忍ばせることを流行らせたいなら、オリジナルブックカバーをデザインするとか、限定のデザインしおりをつけるとか、
そっちのほうが良かったんじゃないだろうか。

実際、大阪の梅田ロフトで行われた約100人のブックカバー展などはとても大好評だった。

そんなこと知ってるし、今までもさんざんやってきたよ、というのが出版・書店関係者の本音かもしれないが、
このフェア、第1回を終えて、そしてその反動のフェアの「炎上」を経て、果たして第2回はあるのだろうか。

追記:
ちゃんとこういうの、やってるね。こっちのほうが好きだな。
素敵なブックカバーを紹介してくれて嬉しい。町の本屋さんを応援してくれて嬉しい。
第1回e-honブックカバーコンテスト


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